イマチニブとは

抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)「グリベック」の正式名称は「イマチニブ」と言います。アメリカの腫瘍学者ブライアン・ドラッカーとスイスのノバルティスファーマ株式会社によって開発されたもので、フィラデルフィア染色体の遺伝子から発生するBcr-Ablを標的とする分子標的治療薬です。

慢性骨髄性白血病、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病、KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍に対する治療薬として使用され、メシル酸塩によって投与されます。

欧米では1992年から非臨床試験が、そして1998年から臨床試験が開始され、効果と安全性が確認されたので、アメリカで2001年5月に承認されました。日本では2000年から臨床試験が開始され、外国での使用実績なども考慮された結果、対象となる疾患を限定した上で2001年11月にはじめて輸入が承認されました。

このイマチニブをメシル酸塩によって製剤された抗悪性腫瘍剤が「グリベック」というわけです。